業務内容のご紹介

こちらでは、有限会社大商エンジニアリングの業務内容についてご紹介いたします。

弊社は元請け様から依頼をうけて、建設予定地の地盤調査および土地改良工事を行っております。まず地盤調査を行い、問題がなければそのまま、何か改良の必要があれば、お客様の要望に応じた土地改良工事を行います。

 私たちの仕事は、完了すれば目に見えなくなるものですが、目に見える住宅を下から支える責任ある仕事です。

地盤調査

地盤調査員の仕事は、指定された場所に直接向かって地盤の調査を行うことです。土地の四隅と中央の地下を専用の重機(重カルテ)で掘り、地盤の状態(空洞はないか、土の状態はどうかなど)を確かめます。調査が行われる場所は、建売住宅の予定地や、坂の上の土地、狭小地など様々です。土地改良工事に比べて重労働は少なく、一日に2~3現場ほど回り、地盤の状態を調べて報告をします。

基本的に単独での行動になりますので、コミュニケーションが苦手な方でも働きやすい仕事です。

IMG_3872

土地改良工事

土地改良工事は、土地改良が必要とされた現場に赴いて、重機などを用いて地盤の補強を行う仕事です。地盤調査員に比べて給与が上がりやすく、この仕事でしか扱わない専門的な機械を使用する魅力的な業務です。主な業務としては、土地の下にできた空洞を潰したり、土地の各所にセメントの柱や鋼管を入れて、住宅が建っても沈まないようにします。

土地改良工事の作業員は、朝に置場(船橋市)に集合してから現場に向かいます。

RIMG6558

鋼管類

セメントよりも硬い鋼管を地中30メートルに埋めて、鋼管で建物を支えます。鋼管は、セメント柱よりも口径が小さく、狭小地での施工に向いています。また、セメントが固まるまで待つ時間もないため、工期は1~2日程度など、短期間での工事が可能です。鋼管の先端には螺旋状の突起があり、ドリルのように回転させながら、地面に埋めていきます。

RIMG0350

柱状改良

セメントの柱を地盤に埋める工法です。ポピュラーな改良工事であり、軟弱地盤が2メートル以上8メートル以下の深さの場合に用いられる方法です。現地の土と混ぜながら、地中でセメントの柱を形成していきます。

RIMG4368

RES-P工法

RES-P(レスピー)工法は、パイルド・ラフト基礎工法の一種であり、細径鋼管(細いパイプ)を地盤に埋めていく工法です。特徴は、パイプのため低予算であること、パイプが空洞のため残土がでないこと、狭小地での施工にも適しており、擁壁近郊でも使用可能なことです。また、低騒音、低振動での施工が可能であり、近隣への負担も軽減できます。

RIMG4181

表層改良

セメントを使用して地表周辺を固める地盤改良工事のことで、地盤の軟弱な部分が地表から2メートルまでの浅い場合に用いられる工法です。 表層部の軟弱地盤部分を掘削し、セメント系固化材を土に混ぜて十分に締固めて強度を高めます。改良厚が浅い場合、比較的安価での工事が可能です。

逆に、2メートルより深い場合や、地下水位が改良面よりも浅い位置にあるとできないというデメリットもあります。

RIMG7487